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EPA介護福祉士候補者向け「日本語学習用Web辞書」公開(医療介護CBニュース)

 経済連携協定(EPA)に基づきインドネシアやフィリピンから来日した介護福祉士候補者に向けた、日本語学習用のWeb辞書が公開された。介護福祉士の国家試験や介護記録でよく使われる専門用語を自動翻訳するシステムで、誰でも無料で利用できる。

 EPAに基づく外国人介護福祉士候補者は、3年の在留期間中に日本語による国家試験に合格しない場合、帰国しなければならない。また、介護福祉士の資格を受験するには3年の実務経験が必要なため、受験機会は1回に限定される。その上、試験は日本人と同じで、優れた介護技術を持った人材が、漢字を知らないだけで合格できないのではと危惧(きぐ)する声も上がっていた。

 こうした状況を受け、東京国際大コミュニケーション学部の川村よし子教と介護関係者らのグループが、インドネシア語とタガログ語のWeb上の辞書の開発を開始。このほどほぼ完成し、運用を開始した。

 開発されたシステムは日本語を英語やドイツ語などに自動翻訳する「チュウ太のWeb辞書」に、インドネシア語(1200語)とタガログ語(2000語)の辞書機能を加えたもの。ページの指定場所に日本語の文章を入力、あるいはコピーして張り付け、翻訳したい言語を選択すれば、文中の単語の読み方や意味が画面に現れる。介護福祉士候補者の日本語学習に役立てるため、嚥下(えんげ)や側臥位(そくがい)、徘徊(はいかい)など、介護記録や第18回までの介護福祉士の国家試験問題で使われた言葉を選び、説明を加えたという。

 今後、第19回以降の介護福祉士の国家試験などを参考にしながら、翻訳できる言葉を追加していく方針。川村教授は「チュウ太は無料で公開している。国家試験を目指す外国人の介護士候補者はもちろん、外国人の看護師候補生や彼らを受け入れている事業所にとっても、有効なツールになるはずだ」としている。


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